Flow
製造工程
代表的な「八十本立」の茶筌を例に
その工程をご紹介いたします。
01
片木-大割
表皮を剥いた原竹を大割包丁で
半分に割ります。
02
片木(へぎ)
更に半分、半分と十六割まで大割包丁を入れ、穂先となる部分を作ります。
03
片木-頭入
一片ごとに包丁で皮肌と肉に分け、肉の部分を取り除きます。
04
小割-頭入(こわり)
次に十六割の一片ごと十分割に大小交互に包丁を入れます。
05
小割-割く
包丁を入れた後は、
手で丁寧に裂いて行きます。
06
小割-割く
外側の太い部分が80本、内側と合わせ合計160本の穂先の原型を作ります。
07
味削-削り(あじけづり)
穂先部分を温湯で煮て、先に行くほど薄くなる様に慎重に削って行きます。
08
味削-削り
茶の味はこの味削りに依って変わると言われる茶筌作りで一番難しい工程です。
09
味削-しごき
丁度良い薄さに削れたら、内側に丸く反るようにしごきを入れ形を整えます。
10
面取>下編
茶が附着しないよう太い穂の両角を一本づつ薄く削り、木綿糸で編んで行きます。
11
下編>上編
下編で開いた太い穂を更に二周編み根元を補強します。
12
腰並>仕立
内穂、外穂、根元の高さ間隔を調整し全体の形を整え高山茶筌の完成となります。